VR時代のパソコンの使い方

いずれVRの開発をしたいと思い、理解を深めるために安価なOculus Goを買いました。使って行きながらHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使ったパソコンの使い方について考えてみました。

VRだけではなく、AR、MRというのがあることを知りました。それぞれのメーカーがそれぞれの思惑で製品作りをやってまして、OculusはFacebookの望む構想でVRの世界を実現しようとしています。マイクロソフトもHTCもソニーも、それぞれの目標とする到達点は違うようです。

HMDの種類をまとめました
HMDの種類をまとめました

そのようなメーカーの思惑はおいておいて話をしますと、HMDはハード的にはコンピューターのモニターであるということです。
しかし、頭に被せることができて、人の頭の向きをセンサーで捉えることができます。

それを利用したソフトウエアを動作させれば、自分があたかも別の空間にいるような錯覚をします。その別の空間は、宇宙であったり、未来都市であったり、オフィスであったりします。デスクトップではなく空間です。

その空間には、モニターをいくつも設置することができ、そのモニターで幾つものソフトウエアを動作させることができます。

今ままでのパソコンのUI

CUI (Graphical User Interface) は昔ならMS-DOSですが、今ならmacOSやLinuxのコンソールでしょうか。ソフトウエアを動かしている状態は、リアルな空間でいうならば、一冊のノートや本だけを見つめていた状態ではないかと思います。

DOSでこんなソフト動かしてましたね
DOSでこんなソフト動かしてましたね

GUI (Graphical User Interface) は、今一般的なパソコンの画面ですが、デスクトップに複数のソフトウエアが開いています。デスクトップというくらいですから机のイメージですね。その上に複数のノートや本を開いている感じでしょうか。作業がしやすいですね。

いろんな書類を開いて効率よく作業
いろんな書類を開いて効率よく作業

VR時代のパソコンの使い方

勝手にVRUI(Virtual Reality User interface)と名付けましょうか。VRUIの場合はどのようなパソコンの使い方をすべきかと言うと、仮想空間の中に沢山のデスクトップを貼り付けるのです。

部屋中いっぱいデスクトップ
部屋中いっぱいデスクトップ

この空間で作業をしたり娯楽を楽しむわけですが、複数の人がこの空間に入ることができます。複数の人間で話し合いながら作業をするのに向いている感じがします。

遠く離れた人とディスカッションすることもできます。Skypeで打ち合わせするより話が早そうです。

すでにMicrosoftのWindows Mixed Realityで、そのような使い方ができるようになっています。すごいですねー。

しかし、Windows Mixed Realityも一つの選択肢でしかありません。VRはもっと懐が深い技術なのです。以下のような使い方もできます。

VR空間でENIACを使ってみよう!
VR空間でENIACを使ってみよう!
VR空間で伝説のパソコンを使い倒そう1
VR空間で伝説のパソコンを使い倒そう!
VR空間で一家に一台Cray-1
一家に一台Cray-1

というのも面白いのではないかと思いました。